【体験談】私が銀行を辞めた理由 〜退職までの道のり〜
やられたらやり返す!倍返しだ!
と某人気銀行ドラマが流行っている頃に私は銀行員をやってました。
周りの友達から「銀行って◯沢◯樹みたいな感じなの?」「給料良いんでしょ?」
親戚や知人からは「高給取りで羨ましい」「良い仕事についた」と軽く持て囃されたのを覚えています。
実際はそんなことはなく、◯沢◯樹みたいな部下思いで物申す人は皆無。
給料は同世代の平均年収をお幅に下回り、顧客からは足元を見られ、と散々でした。
その内容をさらっと書いていこうと思います。
私が勤めていたのはとある地方銀行です。
就活でなんとなく銀行にいきたいなーと思って、
なんとなく受けたら受かってしまったので、就職したって感じです。
1年目は何もすることがなく、内勤で毎日教えられたことをこなしてました。
2年目は外回りになり個人だけではなく、法人も担当する外回りの営業になりました。
これからしばらくして、自分の仕事に疑問を抱くようになりました。
最初は担当するお客さんも増え、仕事もそれなりの量をこなしており、
営業ノルマを達成することに喜びを感じておりました。
自分で言うことではないですが、営業成績は良かったです。
上から数えた方が早い順位をコンスタントにキープしてました。
3年目に入った頃に自分の仕事に疑問を持つことになりました。
年々下がるボーナス・昇給はスズメの涙・・・
本当にお客さんの役に立っているのかとうい疑問が一気に押しよせてきて
辞めることを決意しました。
報酬が少ないことが大きな理由でしたが、
ノルマの為のお願いセールスで必要もない人にカードローンを契約させたり、
人のお金を制限する権利もないのに使い道があると言ってきた定期預金の解約を引き止めたり。
明らかに返せそうにない返済比率のお客さんに保証会社がOKだせば融資したり、
(結局返済不可で焦げ付く)
こちらが進めた投資信託や保険が短期でかなり損したり、
と心が痛んできました。
お客さんが良いと言って購入・借りたものになりますが
半分はこちらの口車に乗せてしまったものです。
私はそこに罪悪感を感じてしまい、耐えきれずに辞めることになりました。
正直、今では辞めて良かったと思います。
事務職に転職したので仕事をする上でも目標はありますが、
ノルマやお客さんに意味のない提案や販売行為をしなくても良いので
気持ちは非常に楽です。(仕事はそれなりに大変ですが・・・)
給料も上がりました(小声)
以上が僕が銀行を辞めた理由になります。
ここからは余談になります。
全ての銀行に言えることではないですが、どこも状況は厳しい状況だと思います。
合併や吸収でなんとか生き残ろうと色々な方策をとろうとしてます。
その時に転職出来たので、良かったと思います。
また、銀行員は仕事をする上でたくさんの資格をとらなければなりません。
証券関係・保険関係・財務・税務・法務・簿記・・・・
数えたらキリがありません。資格ないと出世出来ませんしね・・・
一部の老害たちは資格がなくても出世してますけど・・・